登別市の登別温泉町から登別東町へ移転したJCHO(独立行政法人地域医療機能推進機構)登別病院は、入院患者を移送した10日に稼働し、13日に外来診療を開始する。
登別病院は、地域中核病院の役割を担ってきたが、施設の老朽化が進行。登別東町への移転新築を決め、総工費32億円を投じて2018年秋から建設工事を進め、このほど完成させた。
新しい病院施設は鉄筋コンクリート造り3階建て(延べ床面積7440平方メートル)で、敷地面積は約1万4000平方メートル。病床数は110床(一般病棟55床、回復期病棟55床)で、診療科目は整形外科や内科、脳神経内科、泌尿器科など7科。MRI(磁気共鳴画像装置)やCT(コンピューター断層撮影装置)など最新の検査機器を導入した。
国道36号に面し、白老町虎杖浜地区に近接する新病院は10日、旧病院から入院患者を移送して開業。13日午前9時から外来診療を開始し、救急患者の受け入れも始める。地域医療連携室や訪問看護ステーションも備え、同病院は「地域医療により貢献していきたい」としている。