厚真町厚南中学校(石田憲一校長)は10日、苫小牧署員などを迎えて交通安全集会を開き、全校生徒41人が交通ルールの基本などを学んだ。
同署などによると、町内で昨年発生した事故件数は6件(前年比2件増)。死者はゼロ(同1人減)で、傷者は8人(同5人増)だった。町交通安全推進委員会の佐藤照美推進員は「災害復旧の工事車両が多い」と注意喚起。全国的に後部座席でのシートベルト着用率が依然低く、死亡交通事故のうち装着していれば助かったケースが多いことから後部座席のシートベルト着用習慣化を呼び掛けた。
上厚真駐在所の鈴木和貴巡査部長は、自分の体に合った自転車を選ぶなど安全で正しい乗り方を指導したほか、乗車用ヘルメットの装着や年に1回の定期的な点検、交通ルール、マナーの徹底などを訴えた。
この日は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、席の間隔を確保するなどして行われた。講話を聞いて、生徒を代表した3年の伊勢脩永さん(14)は「自転車の乗り方や交通マナーをしっかり守っていきます」と誓った。