安平町議会は9日、臨時会を開いた。安平・厚真行政事務組合事務所内の男女共用トイレで盗撮行為が発生したことに伴い、責任者で組合長である町長、副組合長である副町長についていずれも4月給与から10%を削減する条例改正案が提案され、全会一致で可決した。
町によると、3月17日午前9時ごろ、同組合事務所内の共用トイレにて事務局長の男性(56)が設置した小型カメラが床に落ちていたところを女性職員が発見。盗撮行為に及んでいたことが判明したため、地方公務員法(信用失墜行為の禁止、法令違反、全体の奉仕者たるにふさわしくない非行)違反として、事務局長を停職3カ月の懲戒処分にしていた。
及川秀一郎町長は「深く反省し、おわび申し上げますとともに、今後このようなことが発生しないように、法規法令の順守の指導を徹底し、信頼回復に努力してまいります」と謝罪した。
このほか追分、早来、安平処理区の汚水枝線災害復旧工事など議案7件を原案通り可決。専決処分5件も承認した。