北海道軽種馬振興公社は、15日に開幕する2020年ホッカイドウ競馬のPRポスターを製作し、関係機関やレースを協賛している団体などへ配布した。公社は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、第1回開催(15、16、22、23の各日)は無観客で開催すると発表。門別競馬場および全道16カ所の場外発売所(Aiba、J―PLACE)における勝馬投票券の発売・払い戻しは引き続き当面の間休止し、電話・インターネットでの購入に限定する。
今年度のホッカイドウ競馬は、11月5日まで82日間(15開催)と前年より2日多く、全日程LED照明によるナイトレース(グランシャリオナイター)を実施する。
北海道2歳優駿競走がJBC2歳戦としてリニューアルし、既存の3競走に加わり、同日(11月3日)ホッカイドウ競馬で初開催する。また、5月29日にオープンを延期した白老町のアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」にちなみ、9月22日に「ウポポイオータムスプリント」を新設する。
1着本賞金は重賞など9競走の250万~600万円を最高に、ウィナーズ14競走を220万円、フレッシュ55競走を200万円、アタックチャレンジ35競走を100万円へ変更する。
ポスターは「ここにしかない、いつもの風景。」のキャッチコピー。門別競馬場では3月12日から、デビューを目指す2歳馬の能力検査が行われている。
ホッカイドウ競馬はインターネットでの馬券販売が好調で、2019年は発売額が約330億円と、1994年以来25年ぶりに300億円を突破した。