任期満了に伴う6月14日投開票の平取町長選挙に立候補を予定している前副町長の遠藤桂一氏(62)が8日、ふれあいセンターびらとりで記者会見を行い、正式に出馬表明した。3期目の任期が7月2日に満了する現職の川上満氏(69)は昨年12月の町議会定例会で不出馬を明らかにした。次期町長選での立候補表明は遠藤氏が初めて。
遠藤氏は町内荷負の出身。富川高校を経て北海学園大学経済学部経済学科卒。1980年4月に平取町役場に採用され、2008年町づくり振興課長、10年町づくり課長を経て16年4月から副町長を1期務めた。
会見には近く設立する後援会を代表して津川司平取町商工会長も同席した。津川氏は日新建設社長で、遠藤氏とは高校の同級生になる。
遠藤氏は立候補に当たって基本的な政策を説明。産業振興、医療・福祉・介護・保健、生活環境、エネルギー対策、教育、行財政、危機管理・強靭化、情報共有・住民参加の8本柱に関しそれぞれ重点項目を挙げた。
同氏は、川上町政の補佐役としての実績から産業経済団体や町民の受けもよく、手堅い行政手腕発揮を期待する声が圧倒的。「行政の継続性を重視し、その上で自分のカラーを出したい」と話した。
事務所開きは5月2日の予定。今のところ他に出馬の動きはない。