1日付で苫小牧市美術博物館館長に就任。前身の市博物館時代から通算35年間、同館で勤務。「美術博物館の役割の重さを再認識し、調査・研究により一層力を入れたい」と意気込む。
1985年、市博物館に学芸員として配属。歴史や考古を専門としてきた。7年前に同館に美術館機能が併設され美術博物館となってからは、歴史的な視点のみならず、多角的な視点で資料と向き合うことも心掛けてきたという。
2020年度も同館では企画展や特別展などを計画している。「来館者が目にする展示の企画は美術博物館の業務のほんの一部。皆さんに喜ばれる展示を実現すると同時に、未来に苫小牧の宝を残すためにも、資料収集や調査といった日常の業務と真剣に向き合いたい」と語った。
苫小牧市出身。若い頃から考古や歴史に関心があり、趣味は読書とウオーキング。まちを散策しながら、古い物や珍しい物を探すのが日課。