貴重な実物化石や全身復元骨格(レプリカ)を紹介する恐竜の祭典「恐竜展2020」が6月20日~9月27日、札幌市厚別区の北海道博物館で開催される。昨年、新属新種として認定された「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称むかわ竜)をはじめ、ティラノサウルスやトリケラトプスなどの恐竜化石が一堂に集結する。
同博物館や一般財団法人北海道歴史文化財団でつくる「恐竜展2020実行委員会」が主催、道教育委員会、札幌市、札教委が後援。北海道大学総合博物館の小林快次教授が監修している。
恐竜展は9月27日まで計86日間、開かれる。町恐竜ワールド戦略室によると、むかわ町からは昨年、東京都上野の国立科学博物館で開かれた「恐竜博2019」で一躍全国区になったむかわ竜のほか、クビナガリュウ「ホベツアラキリュウ」や海生爬虫(はちゅう)類モササウルス類の「フォスフォロサウルス・ポンペテレガンス」などの資料や展示品の出展を予定する。その他、期間中のイベントなども模索している。
同博物館の担当者は「新型コロナウイルスの感染動向などの事情を踏まえながら準備を進めている」と話している。