えりも町内の道道襟裳公園線沿いの百人浜駐車場から町営オートキャンプ場に至る遊歩道のうち、悲恋沼畔の木道と野鳥観察台の修理が1月末で終わり、観光客らが野鳥観察を楽しんでいる。
同町は2001年、同沼の水鳥や草花の観察を容易にするため、日本森林林業振興会札幌支部の補助金を活用して遊歩道に全長115メートル、幅員1・5メートルの木道と野鳥観察台を整備した。
しかし、木道は老朽化で敷板の陥没穴など危険箇所が目立つようになり、本格的な修理が必要と判断。同振興会が公益事業で環境施設の整備を実施していることから、木道の老朽部分と野鳥観察台の補修補助を打診し快諾を得た。昨年夏に着工し、今年1月に完了している。
氷が解けた悲恋沼の水面は、オオハクチョウやさまざまな水鳥が飛来して鳴き声や水しぶきをあげてにぎやか。リニューアルした野鳥観察台には高さ40センチ、幅1・2メートルの観察窓4基といすが整備されており、水鳥たちを驚かすことなく、のんびり観察や撮影が可能だ。