むかわ町は、まちの魅力をまとめた冊子「Petit JP01(プチ・ジェイピーゼロワン)」のむかわ版を発行した。穂別地区で発掘されたハドロサウルス科の恐竜全身骨格化石「むかわ竜」(通称)をはじめ、観光資源やイベント情報などを網羅。町は「むかわをPRしたい」と意欲を見せる。
冊子は、北海道を発掘するフリーマガジン。A5判の全32ページで2500部を作製した。町としては多くの人に町に訪れる機会にしてもらおうと、2006年に旧鵡川町、旧穂別町が合併した直後に作って以来、14年ぶりに更新した。
主な内容は、むかわ竜についてや観光スポット、町の名物特産品「鵡川ししゃも」「ほべつメロン」、農林漁業、畜産業の紹介と関係者の声を詳細にまとめた。18年9月に発生した胆振東部地震を経て、前向きに立ち上がった当事者の思いや竹中喜之町長のインタビュー、町で力を入れている子育て世代を支援する取り組みなどが盛り込まれている。
冊子は、役場本庁舎と穂別支所で無料配布しているほか、町内の道の駅「四季の館」、道内高速道路のパーキングエリアなどにも置く予定。製作に携わった町総務企画課政策推進グループは「町外の人にも冊子を手にしてもらい、関係人口や交流人口の拡大につなげていきたい」と話している。