新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、黒毛和牛の生産牧場を営む敷島ファーム(本社栃木県那須町、高田正樹社長)は6日、牧場を開設している白老町に子ども用マスク3000枚を寄贈した。町は、小学校や幼稚園・保育園などで感染防止用として活用する。
同社は2011年3月の東日本大震災を契機に、不測の事態に備えてマスクを備蓄。今回の新型ウイルス問題を受け、牧場を開設する栃木県那須町と那須塩原市、白老町に子ども用マスクを各3000枚贈ることにした。
白老町役場を訪れた高田社長は「子どもたちのために役立ててほしい」と述べた後、白老牧場の菅原潤場長が戸田安彦町長に手渡した。全国的にマスク不足が深刻化する中だけに戸田町長は同社の善意に感謝し、「保護者も喜ぶと思う。大切に使わせていただきたい」と話した。
町は、寄贈されたマスクの大きさを踏まえ、小学校の低学年や放課後児童クラブの利用児童、幼稚園・保育園の園児用としての活用を想定している。