むかわ町子ども化石くらぶ「ハドロキッズチーム」の今年度の活動が終了した。古生物学者の「卵」たちに今回の体験を通じての感想を聞いた。
安平町の追分小学校3年の土屋檜生君(9)は、カムイサウルス・ジャポニクス(むかわ竜)について調べた内容をポスターで発表。「図鑑に載せるとしたらどんな情報が必要かを基本にして書いた」と言う。背骨の突起の特徴や9歳以上の成体であること、体重は二足歩行の場合4トン(推定)、四足歩行なら5・3トン(同)など学んだことをまとめた。「むかわ竜がもう1体見つかったら、雄なのか雌なのかを調べたい」と目標を語る。
昨年までむかわ町に住み、3学期から苫小牧錦岡小学校に通う3年生の若林瑞穂さん(9)は今年度初めての受講。「化石について分かりやすく説明してくれてよかった。昨年の講義でカムイサウルスの年齢も分かったし、同じ学校の友達を誘ってまた受けたい」と意欲をうかがわせ、「学校の勉強で恐竜のことが出てきたらたくさん発表したい」と目を輝かせる。