白老町は、4月24日に開業のアイヌ文化復興拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)の来館者を歓迎する電柱広告の設置作業を進めている。アイヌ語で「こんにちは」を意味するイランカラプテの文字が目を引く看板で、開業に向けて観光客の受け入れ体制を整える。
看板は縦1・5メートル、幅0・3メートルの大きさでスチール製。観光客をもてなすイランカラプテの文字をアイヌ文様とオレンジ色の背景に載せ、遠くからも目立つようにデザインした。また、ウポポイのロゴマークと交通安全の文字も入れた。一部の看板には、ウポポイへの道を案内する矢印も記している。
町は、町内の国道36号沿いや道道白老大滝線の白老インターチェンジ付近、ウポポイ周辺、町道中央通り沿いなどに立つ電柱84本に設置する計画で、3月5日までに設置作業を終える予定。町は「来町する観光客をおもてなしする環境を整備し、ウポポイ開業に向けた町民の機運向上にもつながれば」と話す。