第29回ATVミネソタカップ八戸チビッコアイスホッケー大会は15、16の両日、青森県八戸市で開かれた。苫小牧選抜は決勝で青森選抜Aに2―5で敗れ、2連覇を逃した。
東日本の8道県から合同チームを含む8チームが出場し、トーナメント戦で競った。苫小牧からは17人の選手が選抜されていた。
2年連続優勝を目指した苫小牧選抜は、1回戦の福島・山形・秋田合同に32―0で完勝した。
準決勝の宮城選抜戦では、第3ピリオドでも決着が付かず、GWS(ゲームウイニングショット)勝利で決勝進出した。
▽決勝
青森選抜A5-2苫小牧選抜
▽準決勝
苫小牧選抜6-5宮城選抜
▽1回戦
苫小牧選抜32-0福島・山形・秋田合同
決勝の終盤力尽きる
連覇を懸けて挑んだ苫小牧選抜だったが、決勝でディフェンスにほころびが出た。水橋徹監督は「準決勝の疲労が影響した」と悔しさをにじませた。
宮城選抜との準決勝は、第3ピリオド残り約30秒の土壇場で追い付いた。猛チャージが一定程度実ったが、体力を消耗した。小野煌介主将は「序盤のリードでの油断が逆転された原因」と反省を口にした。
決勝に進んで青森選抜Aと激突し、「第1ピリオドは互角に戦えた」と言うものの、2―1でリードを守って第3ピリオドに突入。青森の追撃が始まり、立て続けに4失点した。小野主将は「3ピリは完全に走り負けた。シュートスキルも相手チームが上だった」と語った。
苫小牧選抜は3月に全国大会の風越カップを控える。外川誠副将は「いいプレーができるように練習に励みたい」とリベンジを誓った。