浦河町民有志でつくる浦河赤十字病院を応援する会(土井忠男会長)主催の懇談会「浦河赤十字病院の現状」がこのほど、浦河町総合文化会館など3カ所で開かれた。町内外から計81人が参加。同院の大柏秀樹院長が経営状況を説明し、意見交換した。
町総合文化会館の懇談会には31人が参加。大柏院長が日高は全国で下から3番目に医師が少ないことや看護師は毎年定年などの退職者が出るため補充に苦労していること、中堅が少なく若手の育成が難しいことなどを説明。「現在は出張医頼りだが、これからも常勤医(現在10人)の確保に努め、救急医療は医療の根源であるため将来にわたって保持していきたい」などと話した。
この後、会役員の藤井謙藤井内科医院長と八十川武明うらかわエマオ診療所院長も参加して意見交換が行われた。参加者目線の意見を踏まえ病院側も改善の参考にする。