特選に「広報ちとせ11月号」 道広報コンクール3連覇で全国へ アイヌ民族特集、 千歳市

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  • 2020年2月12日

 第66回北海道広報コンクール(広報公聴技術研究会実行委員会主催)の広報誌・市の部で千歳市の「広報ちとせ11月号」が特選に選ばれ、2017年から3連覇を達成した。全国広報コンクール(日本広報協会主催)に道代表として推薦される。

 特選を射止めた11月号には、千歳のアイヌ民族を取り上げた特集「私の中のアイヌ」を掲載。副題は伝え残す意思―誇りと、祈り。アイヌを愛し、誇りと祈りを後世に伝えようと励む千歳市民にスポットを当てた。昨年の9月中旬から2週間で取材は新ひだか町や札幌市など市外に及んだ。

 千歳市企画部広報広聴課の石澤敦課長(49)は「広報ちとせの長い歴史で特集にアイヌを取り上げたのは初めて」と語る。後進から敬愛される古老の小田イトさん(故人)や中本ムツ子さん(同)の子孫をはじめ、アイヌ文化に魅せられ文化伝承活動をライフワークとするフォトグラファーでライターの栂嶺(つがみね)レイさん、千歳アイヌ協会長の中村吉雄さん、北大アイヌ・先住民族センターの北原モコットウナシ准教授ら21人に上る。

 構成にはカムイノミ(神への祈り)などの写真を多用。千歳のアイヌ文化の歴史の年表を配した。千歳高校の生徒による伝統のアイヌ料理「シケレベシト」の体験レポートや先人の教えを受け継ぐ千歳の若者の思いをつづる。 

 審査会は講評で説得力のある編集とレイアウトを高評価。職員の自作であることや表紙の迫力ある写真、アイヌというタイムリーなテーマを取り上げた点も評価。

 石澤課長は「アイヌ民族の誇りを持つ千歳市民が身近に存在することを知ってもらいたかった」と意図を語る。「千歳アイヌ文化協会と千歳アイヌ文化伝承保存会の皆さんの協力なくしてなしえなかった」と振り返る。

 広報誌の市の部には、道内から16点が応募。恵庭市の「広報えにわ11月号」も入選した。

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