JAむかわ青年部の創立70周年記念式典が7日、町内の四季の館で開かれた。青年部メンバーや来賓ら約90人が出席し、青年部の活動を振り返るとともに、さらなる飛躍への期待と思いを新たにした。
同青年部は、鵡川村農業協同組合が発足した2年後の1950(昭和25)年に創立。以来、地元農業の振興に尽力しているほか、ふれあい農業体験や祭り、イベントなどを通じて地域の発展に貢献してきた。
冒頭、70周年記念実行委員会の加藤啓介実行委員長は、TPP(環太平洋連携協定)や台風、豪雨など度重なる自然災害に触れ、「われわれを取り巻く環境には厳しいものがある。災害に強い農業を考えなければならない」とあいさつ。「さらなる発展のため、豊かな創造力を養うとともに足腰強く、明るく魅力あるむかわの農業を目指し、次世代へつないでいく」と決意を述べた。
鵡川農協の長門宏市代表理事組合長は「胆振東部地震で大きな被害を受けた中、青年部のメンバーは自らの復興作業を後回しにして組合の倉庫の復旧に当たってくれた。若者の力強さを感じた」と感謝。「70周年を契機にいっそう飛躍することを願っている」と激励した。竹中喜之町長は「あすを担う若き力に期待している。今後も地域のリーダーとして、むかわの農業をけん引して」とエールを送った。
このほか記念事業として行ったJAながさき西海への視察研修の報告や、30~33代青年部長を務めた4氏を表彰した。