様似町商工会青年部(池田厚志部長、部員9人)と浦河商工会議所青年部(吉津孝昭会長、同37人)、えりも町商工会青年部(川崎優慶部長、同20人)の3町交流会がこのほど、東様似生活館で開かれた。今回初めて各町の特産品を使用した「鍋」を会ごとに調理し、こだわりの鍋をつつき合ながら親睦を深めた。
日高東部に位置する3町青年部恒例の交流会で、例年はミニ講演会や軽スポーツなどを実施しているが、今回は各町2品の特産品を持ち寄り、計19人が参加して熱々の「ふるさと鍋」に挑んだ。
交流会を主催した様似町の鍋は特産イチゴを食材に、事前に2度も試作したアイデア満載の「ストロベリー・ホットポット」。イチゴは火を通すと変色し見た目が悪くなるため、大葉や鶏ミンチと油揚げに包んで巾着に。豆腐や冬野菜を入れ、白湯風のスープに仕上げ、締めくくりは特産米のおじやにした。
浦河は上等の浦河産和牛とコンブなどの特産だしパックでじっくりうま味を出した「牛ともやしの鍋」。えりもはマスのミンチボールと灯台ツブを使い、野菜たっぷりの「海鮮鍋」を調理した。
出来上がった各鍋は具材や作り方の紹介後に3会員が味を比べ、「来年もやろう」などと盛り上がった。