第49回登別温泉湯まつり(登別国際観光コンベンション協会、登別市主催)が3、4両日、登別温泉街で開かれた。4日夜には、ふんどし姿の男たちによる「源泉湯かけ合戦」が行われ、観光客を楽しませた。
湯まつりは、温泉の恵みに感謝する恒例のイベント。今回は新型コロナウイルスの影響で、ホテルでの豆まきを中止するなど規模を縮小して開催した。温泉街の源泉公園を会場に、初日は郷土芸能・湯鬼神神楽の披露や源泉くみ上げ分湯式、2日目は伝統行事の子宝もちつきや源泉湯かけ合戦にとどめた。
湯かけ合戦では、氷点下の厳しい冷え込みの中、ふんどし姿の男たち80人が源泉公園に集まり、紅白に分かれて騎馬戦を展開。周囲の仲間が掛け合う温泉の湯で会場全体が真っ白な蒸気に包まれた。
合戦では紅組が勝てば「湯温が上がる」、白組ならば「湯量が増える」とされており、今回は紅組が勝利。勇壮な騎馬戦を見守った観光客が拍手を送る姿も見られた。