苫ア連杯争奪D級アイスホッケー大会は3日、新ときわスケートセンターで1部の決勝の試合を行い、北海道石油共同備蓄がTAIHOに勝利し、大会4連覇を達成した。

　1部は予選リーグと順位決定戦を展開。決勝は予選首位の北海道石油共同備蓄と2位のTAIHOが対戦し、6―3で北海道石油共同備蓄が勝利した。1日に同センターであった3・4位決定戦は、モンキースターが13―0でガレージヒートアップに快勝した。

　同時に開催された2部はリーグ戦で競い、アイビーホームTPが4戦全勝で優勝した。

　【1部】▽決勝

　北海道石油共同備蓄6－3TAIHO

　▽得点者【北】尾山（東海林）亀谷（中崎）尾山（中崎）東海林（尾山、中崎）尾山（中崎）東海林（亀谷）【T】中村（村上）森田和、森田和（中村）▽GK【北】竹内【T】板垣

　▽3・4位決定戦

　モンキースター13－0ガレージヒートアップ

　▽得点者【モ】吉川（佐々木健）佐々木健（篠田）佐々木健（篠田）佐々木健（佐々木玲）佐々木健（佐々木玲）志賀（篠田）佐々木玲（吉川）高山（志賀）高山（志賀、佐々木健）高山（佐々木健、佐々木玲）佐々木健（高山）篠田（志賀、佐々木健）佐々木玲（志賀、佐々木健）▽GK【モ】佐久間【ガ】吉原

　【2部】▽リーグ戦

　キングモグラ9－1備蓄ファイターズ

　アイビーホームTP5－3トランス・GOS

　堅実な守備　高い攻撃力 相手圧倒し大会4連覇

　大会4連覇を達成した北海道石油共同備蓄。堅実な守備と副将の尾山由樹を中心とした高い攻撃力で相手を圧倒した。主将兼監督の中崎拓摩は「会社での一体感がチームのまとまりにつながった。連覇できてよかった」と喜びを語った。

　TAIHOには予選でも7―3で勝利していた。今季の1部のキーパーのレベルが高まっているという中崎主将兼監督は予選での反省を生かした。「予選の試合では数を打たないと点につながらなかったので、リバウンドを狙うように指示した」

　オフェンスの要の尾山は決勝で3得点し、役目を全うした。1点差に迫られた第3ピリオドでゴールを奪い、勝利を決定づけた。尾山は「リードしても油断せず攻め続けた」と振り返った。

　民報杯でも連覇が懸かる。中崎主将兼監督は「今大会は先制を許す試合が多かった。先制点でペースをつかむ試合展開を狙っていきたい。民報杯も連覇を目指してベストを尽くす」と気を引き締めた。