日加交流に胸躍らせる 中学IH 苫小牧選抜メンバー17人決定

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2020年2月4日
中学アイスホッケーの国際交流イベントに参加する苫小牧選抜

 第23回トライシティー(カナダケンブリッジ・ウォータールー・キッチナー各市)・苫小牧市国際アイスホッケー中学生交流会(3月18~23日、苫小牧市)に参加する苫小牧選抜・東胆振メンバーの2年生17人が決定した。3日には市内で開かれた説明会に出席。中央部に市章が大きく描かれた赤色基調のユニホームを身にまとい、異文化交流の日を待ち遠しくしていた。

 アイスホッケー競技を通じた日加の交流イベント。苫小牧市制50周年、トヨタ自動車北海道とトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・カナダ(TMMC)との製品取引開始などを記念して1998年からスタートし、毎年相互訪問を続けている。

 日本側の歴代参加者には、アジアリーガーや海外挑戦を果たした一流選手も多い。今年はトライシティー3市の予選会を勝ち抜いたウォータールー・ウルブズの選手、指導陣をはじめ、TMMC幹部らが来市する。

 説明会では、東胆振8校から選出された選手の紹介があったほか、カナダ選手団による中学校訪問(19日)、トヨタ自動車北海道見学(20日)、ホームビジット(21日)、メーンイベントの本試合(22日)などが盛り込まれた日程が発表された。トヨタ自動車北海道の深澤治稔総務部担当部長は「カナダ選手と友達になって、試合にも勝って、いい交流会だったと思えるようにしてほしい」と呼び掛けた。

 苫小牧選抜は3月から計3回の合同練習を行い、チームビルディングを図っていく。今月1日に開幕した苫小牧民報社杯争奪大会参戦の各チームで「攻守の中心になっている選手がそろった」と恵良学監督(明倫)は話す。

 カナダ開催された昨年はコーチとして帯同。苫小牧は5―6で惜敗した。走力やパックさばきなどの技術は互角以上に渡り合えたが、「体の大きさやリーチの長さに翻弄(ほんろう)された」と振り返る。2010年の第13回交流会以来、ホーム開催では負けなし。「ひるまずに向かっていってほしい」と指揮官は期待する。

 主将を担う城野友咲(開成)は、小学6年時にGK糸金慶音(和光)、飯塚創哉副主将(同)らと共に日本代表としてカナダ開催の国際大会に出場した経験などを持つ。「わくわくと緊張の半々」と語る城野。体格やハングリー精神旺盛なカナダ勢に打ち勝つには、個々人のスキル向上や結束力を養う必要があるとし、「やるからには勝ちたい」と意気込んでいた。

 苫小牧選抜メンバー

 監 督 恵良 学 (明倫中)

 コーチ 川口 大輝(苫小牧東中)

 松浦 大貴(苫小牧市役所)

 名  前   校 名  ポジション

 (背番号)

 糸金 慶音  和光   GK(33)

 鳥井 奏志  青翔   GK(55)

 藤田 朝陽  ウトナイ DF(2)

 天坂 拓磨  青翔   DF(5)

 小屋畑 陽翔 開成   DF(6)

 荒澤 幸道  光洋   DF(8)

 荒澤 道己  光洋   DF(10)

 手代木 比呂 和光   DF(11)

 木戸 仁哉  青翔   FW(13)

 城野 友咲  開成   FW(14)

 山脇 波空  緑陵   FW(15)

 飯塚 創哉  和光   FW(16)

 久保 琉之介 和光   FW(18)

 清水 陽太  ウトナイ FW(19)

 河野 遥翔  緑陵   FW(20)

 亀田 大和  鵡川   FW(21)

 沓澤 頌真  明倫   FW(22)

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