千歳市内外の視覚障害者で構成する音楽バンド「ブルーファミリア」(目黒達也代表)は1月30日、安平町に胆振東部地震の義援金として2万6652円を寄贈した。目黒代表らが町役場を訪れ、及川秀一郎町長に善意を届けた。
昨年10月に北ガス文化ホール(千歳市民文化センター)で開かれた「さわやかチャリティーコンサート」の際、募金箱を設置して寄せられた募金と、会場内で販売したオリジナルCDの収益を義援金に充てた。当日は約300人の聴衆が足を運び、音楽ステージを満喫した。
目黒代表は、町内に知人がいることから「地震直後はひどい状況だったと聞いている。久しぶりに来てみて、復興は進んだと感じているが、まだまだ」と話し、「自分たちができる恩返しとして、音楽を通じて社会貢献ができれば」と思いを寄せた。
及川町長は「大切に使わせていただきます」と謝辞を述べていた。