白老町は、民族共生象徴空間(ウポポイ)開業で来町する観光客への提供を視野に、町内の飲食店にアイヌ伝統食オハウ(汁物)のアレンジ料理レシピを伝える講習会を2月5日に企画している。会場は白老コミュニティーセンターで、受講を希望する飲食店を募集している。
白老の食材を使用した料理は、カムオハウ(シカ肉の汁物)、チェプオハウ(サケの汁物)、キナオハウ(野菜の汁物)の3種。ウポポイ開業を見据えた町の観光振興事業で2018年度、町内でアイヌ語教室を主宰する大須賀るえ子さんの監修の下、東京を拠点に飲食関連事業を営む寺脇加恵さんが考案した。
町は、アイヌ伝統食を現代風にアレンジした3種のオハウを国内外から訪れる観光客に提供し、アイヌ文化を発信してもらうため、レシピ講習会を企画。対象は町内の飲食店経営者や従業員で、寺脇さんが講師を務める。
講習会は白老コミセン1階調理室で2月5日午後2時半から開く。申し込み、問い合わせは町経済振興課観光振興グループ 電話0144(82)8214。