中学生硬式野球の日高リトルシニア球団(小松義春会長)はこのほど、浦河町総合文化会館で第10期生6人の卒団式と第11期生9人の入団式を行った。
今年度巣立ったのは谷脇集斗(えりも中)、久保田陽喜(同)、犬山祐輔(同)、奥祐介(浦河町荻伏中)、榎並大翔(新ひだか町静内第三中)、幌村黛汰(同)の中学3年6選手。いずれも、新潟県、札幌などの高校に進学して野球を続ける。
今シーズンの公式戦の成績は11勝7敗。第47回日本選手権北海道大会では、決勝トーナメント戦に進出して全国大会の出場権を獲得し、第8回東日本選抜野球大会(8月、茨城県)に初めて出場し、1回戦は長野県の佐久に8対4で快勝、2回戦で千葉県の成田に4対5で惜敗した。
大勢の父母、家族が参加した卒団式では、あいさつに立った球団の小松会長と浦川聡監督が、昨年の高校野球でOBたちの甲子園まであと一歩の活躍を話し、厳しい指導に耐えて成長した卒団生たちに高校に行っても高い目標で頑張るよう激励した。
来賓の池田拓浦河町長からも「3年間の練習は人生の大きな財産。進む道で壁にぶつかることもあると思うが、日高リトルの仲間や指導者に相談して乗り越えてほしい」とはなむけの言葉を贈った。
このあと、修了証書や記念品を受け取った卒団生たちは一人ひとり、これまで指導してくれた監督やコーチ、練習の送り迎えなどをしてくれた両親らに感謝の言葉を述べ、高校での活躍を誓った。
4月から中学生になる新入団9人も紹介され、新しいシーズンは日高管内6町とむかわ町の新3年生14人、2年生8人の計31人で浦河町荻伏球場をホームグラウンドにスタートする。