安平町で、拳玉を通じて地域に遊びやコミュニティーの場をつくる「安平けん玉クラブ」が発足した。現在は町内外に住む14人が在籍し、JR追分駅前にある町復興ボランティアセンターによる交流スペース「ENTRANCE」(エントランス)などを使って不定期に活動。同クラブの代表で主将に当たる大橋祐翔さん(27)は「拳玉を中心にみんなが好きなことをできる場所にしていきたい」と話す。
大橋さんは町教育委員会に勤務する傍ら、隣町の「厚真けん玉クラブ」に足を運ぶなどして、パフォーマンスの腕を磨いてきた。厚真けん玉クラブは「拳玉が好き」という仲間で安平より先に活動を始め、盛り上がりを見せている。
安平の立ち上げは昨年11月、エントランスで大橋さんが一人拳玉で遊んでいたところ、子どもたちが興味津々で集まってきたのが始まり。拳玉を手にし、夢中になって技の練習に打ち込む子どもたちの姿を見て、一気に話が進み、昨年12月3日にクラブを発足させた。
クラブのコンセプトは、ゆるく、楽しく、元気よく―。メンバーは、町内外の小学1年生から40代までと幅広く、エントランスなどで思い思いに活動。ひたすら拳玉をやり続ける人もいれば、休み休みやる人もいる。大橋さんは「拳玉だけではなく、息抜きにトランプやカードゲームなど他のことをやっても構わない。ちょっとでも拳玉に興味があれば、ぜひ来てもらえたら」とアピールする。
問い合わせは、安平けん玉クラブ。電子メールabira.kendamaclub@gmail.com