第24回全道下の句歌留多(かるた)苫小牧大会が25、26の両日、むかわ町四季の館で開かれた。道内各地から集った30チーム総勢90人の参加者が2部門に分かれて夜通しの熱戦を繰り広げた。
全日本下の句歌留多協会苫小牧支部、苫小牧樽前歌留多倶楽部が主催。苫小牧市教育委員会、むかわ町教委、北海道文化団体全日本下の句歌留多協会、苫小牧民報社などが後援した。
昨年の23回大会が胆振東部地震で会場が使えなかったため休会となり、2年ぶりの開催となった。苫小牧や岩見沢、札幌などからの参加があり、午後8時に開会式が行われた後、組み合わせ抽選を経て同9時30分に競技をスタート。高校生以上の一般のB級は26チームによる勝ち抜き戦、60歳以上のSA級は4チームによる総当たり戦が行われた。
会場は静けさと出場者の気合の雄たけびが交錯。1チームの3人が協力して札の取り合いを繰り広げた。最後は副大会長を務める苫小牧樽前歌留多倶楽部の木澤誠次会長が「来年は25周年。多くの参加をお待ちしております」とあいさつし、締めくくった。
大会の結果は次の通り。
▽B級 (1)月形月光の月(鎌田辰巳・須藤章・尾高佳典)(2)岩見沢梅ケ枝・乙女(岡山真子・石川綾乃・堰本篤史)(3)深川飛燕(堂田美奈・平野夕起子・冨田貴浩)、苫小牧樽前の頂(新井貴史・西多俊・中野裕一郎)
【個人賞】▽敢闘賞 山本富由美(日高優駿の松)田中保行(三笠稲妻・天)高畑文博(初山別北海の吹雪)宮坂剛司(岩見沢梅ケ枝・枝)▽新人賞 田村愛美(札幌北門の桜)上田涼(札幌北門の鷲)▽最優秀選手賞 鎌田辰巳=B級=(月形月光の月)