白老 商品開発で米国視察 白老アイヌ協会が活動を加速 ウポポイ開業88日前

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2020年1月27日

 一般社団法人白老アイヌ協会(山丸和幸理事長)は、4月の民族共生象徴空間(ウポポイ)開業を見据え、アイヌ文化保存・伝承の人材育成や商品開発の動きを加速させている。苫小牧の食品製造会社とのタイアップでアイヌ文化をイメージした菓子作りに取り組んでいるほか、2月下旬には先住民族の文化伝承や伝統工芸品制作が盛んな米国ニューメキシコ州を視察し、今後の活動に生かす。

 文化保存・伝承に関する事業は、アイヌ文化の価値を高める商品開発や伝統文化伝承者などの人材育成を目的とし、町の委託で同協会がアイヌ政策推進交付金などを活用して取り組んでいる。

 同協会は現在、ウポポイ開業に向けた商品開発を進めており、苫小牧で菓子・パンを製造販売する四季舎と連携しアイヌ文化にちなんだ3種の菓子を開発、販売する計画。4月オープンの駅北観光商業ゾーン・観光インフォメーションセンターなどで商品を売る予定で、24日には商品パッケージのデザインを固める打ち合わせを行った。

 また、伝統工芸の商品開発や文化伝承の人材育成の取り組みとして、2月20~25日の期間で同協会メンバーや町職員の計7人が米国ニューメキシコ州北部の都市サンタフェを訪問する。サンタフェはアメリカ先住民族の工芸品や美術品のアートギャラリーが軒を連ねる街で、制作や販売の現場、先住民文化の美術館などを視察し、今後の商品開発やアイヌ手工芸担い手育成などの参考にする。

 サンタフェ周辺の先住民族居留地なども訪ねて、伝統文化を厳格に守り継承する取り組みに触れ、現地の人々との交流を図る。

 さらにウポポイ開業後の新たな商品開発に向けて、後志管内余市町で水産物などの薫製を製造販売する事業者を2月に視察。同協会が構想するサケ薫製の商品化の実現可能性を探る。

 ウポポイを意識した取り組みを本格的に進めるため、同協会は今月、大町商店街通りの商業ビル1階に事務所を開設。職員を常駐させ、活動拠点にする。山丸理事長は「アイヌ文化の保存や伝承に向けた人材育成と商品開発をテーマに事業を推進していきたい」としている。

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