家庭教育ナビゲータースキルアップ研修会が20日、むかわ町役場に隣接する産業会館で開かれた。道教育委員会が主催する「家庭教育支援者の養成とネットワーク化推進事業」。鵡川、穂別両地区の放課後子どもセンターのほか、読み聞かせグループ、教育委員会関係者など31人が参加した。
演習ではMIW工房コミュニケーション・ナビゲーターの姉帯美和子さんが講演。姉帯さんは、円滑に活動を進めるために必要なコミュニケーションの取り方について、「決めつけられたり、踏み込まれたりすることを相手は嫌がる」と指摘。「相手をリスペクトし、お互いに寄り添って、同じ方向(目標)に向かうことを意識して」と助言したほか、「ただ、相手の反応ばかりをうかがうのではなく、相手を尊重した上で自分の思いも率直に伝えて」と呼び掛けた。
後半は厚真町教育委員会の斉藤烈さんが、手作り遊び場プロジェクトなど厚真放課後児童センターを舞台に行っているプログラムなどを事例として紹介。放課後児童クラブの位置付けを「学校でも家庭でもない、もう一つの暮らし」とし、「イコールパートナーシップの関係を築いて」と話した。
グループトーク交流では、お互いの活動状況や課題、悩みなどを共有し合った。