釧路景雲14年ぶり日本一に輝く―全国中学校アイスホッケー

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2020年1月20日
決勝でゴールを決め喜ぶ釧路景雲
決勝でゴールを決め喜ぶ釧路景雲
この試合1得点1アシストと気を吐いた合同A・相馬主将
この試合1得点1アシストと気を吐いた合同A・相馬主将

 2019年度全国中学校体育大会第40回全国中学校アイスホッケー大会は19日、苫小牧市白鳥王子アイスアリーナでトーナメント決勝などを行った。全道覇者の釧路景雲が、14年ぶり3回目の全国制覇達成。東京都選抜が2位と健闘した。3位は釧路鳥取、4位は埼玉県選抜となった。地元の和光、東胆振合同A(明野・ウトナイ・青翔・凌雲)は18日の2回戦で敗退した。

 7年ぶりの苫小牧開催となった今大会は16日に開幕。全国の精鋭16チームが、17日からの競技3日間で氷都を舞台に白熱した好ゲームを展開してきた。

 ▽決勝

 釧路景雲3―1東京都選抜

 ▽得点者【景】石井(田中、外久保)高橋(高田)結城(石井、外久保)【東】笹沼▽GK【景】和田【東】高野

 ▽3位決定戦

 釧路鳥取3―1埼玉県選抜

 ▽得点者【鳥】武田(金子、八巻)武田(金子)金子(武田)【埼】岡田(朝比奈)▽GK【鳥】亀田翔、舘岡【埼】宮脇

 18日

 ▽準決勝

 釧路景雲2―0埼玉県選抜

 ▽得点者【景】辻(高橋、伊藤)辻(三谷)▽GK【景】和田【埼】宮脇

 東京都選抜4―0釧路鳥取

 ▽得点者【東】笹沼(鈴木)鈴木(笹沼、石川)田中(笹沼)鈴木(笹沼、石川)▽GK【東】高野【鳥】亀田翔

 ―苫小牧勢の意地見せた〝合同A〟

 合同Aは18日午後の2回戦中盤、選手層の厚さを武器に攻勢をかける釧路鳥取に逆転を許した。ただ、そこから2度も追い付き延長戦に持ち込む意地を見せた。渡邉監督は「向こうは3セット回し。こちらは1セット半ほどのやりくりの中、最後まで粘り強く戦った」と選手たちをたたえた。

 昨年12月の全道大会準決勝以来の再戦。当時は第3ピリオド終盤までゴールをこじ開けることができず、2―7と大敗を喫していた。雪辱を誓い挑んだ今回は、第1ピリオド10分すぎに先制。毎ピリオド二桁シュートを浴びながら、GK谷口(3年)を中心にチーム全員が体を張った。

 合同結成時から「全国制覇するんだという気持ちが強かった」と監督は言う。各種市内大会では和光らに後塵(こうじん)を拝したが、最上級生を中心に勝利への執念を決して絶やさず、自力で全国大会切符をつかんだのは立派だった。「心強い3年生がいたからこそ。次のステージでも頑張ってほしい」と指揮官はエールを送った。

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