2019年度全国中学校体育大会第40回全国中学校アイスホッケー大会は18日午前、苫小牧市白鳥王子、ダイナックス沼ノ端の両アイスアリーナでトーナメント2回戦を行っている。沼ノ端会場第1試合の和光は、埼玉県選抜に2―4で敗戦。一方、白鳥王子会場第2試合に登場した明野・ウトナイ・青翔・凌雲(東胆振合同A)は、昨年12月の道大会準決勝以来の再戦となった釧路鳥取に延長の末3―4で敗れ、雪辱を果たすことはできなかった。
そのほか東京都選抜が4強入り。大会最終日の19日は、白鳥王子アイスアリーナで午前9時から3位決定戦、正午から決勝戦をそれぞれ行う。閉会式は決勝終了後の午後2時ごろから、同アイスアリーナで予定している。
▽2回戦
埼玉県選抜4―2和光
▽得点者【埼】渡辺(岡田)毛塚(岡田)岡田(朝比奈、小桑)スヴォロヴ(石岡、小桑)【和】村上(池田、飯塚)中谷(伊藤、村上)▽GK【埼】宮脇【和】糸金
釧路景雲1―0日光東
東京都選抜9―2全十勝B
釧路鳥取4―3東胆振合同A
17日
▽1回戦
東胆振合同A7―3宮城県選抜
東京都選抜62―0郡山熱海(群馬)
全十勝B11―1岩手県選抜
釧路鳥取4―0八戸湊(青森)
―和光中、関東勢に屈す
中盤まで1点を追い掛ける展開は想定通り。主力メンバーの帯氷時間が多い埼玉の体力切れを想定し、第3ピリオドで巻き返す算段だった。しかし同ピリオド9分すぎに数的不利なキルプレーで失点。約1分半後にも得点を許し、さらに点差が開いてしまった。
13分すぎに1年生中谷がゴールを奪ったが、反撃もここまで。相手よりも多くのシュートを放ちながら、「決め切ることができなかった」と金子監督は肩を落とした。
因縁の相手だった。東胆振合同Cの一員として臨んだ前回大会の初戦で対峙(たいじ)し、3―10で大敗。14日の苫小牧市長表敬時には、多くの選手が「打倒埼玉」を掲げていた。年々力を付ける関東勢の一角に屈し、2年ぶりの王座奪還はかなわず。地元開催の大舞台を早くも去った。