白老町のしらおいイオル事務所チキサニで、町のアイヌ手工芸担い手育成講座を修了した町民33人の作品が展示されている。
作品は、アイヌ文様刺しゅうを施した布のコースターや名刺入れ、ストラップの計65点。白老町が町コミュニティーセンターを会場に昨年11月から12月にかけて、アイヌ文化サークルの代表らを講師に計4回開いた「刺しゅう」「編み方」コースの受講者が制作した作品だ。
4月の民族共生象徴空間(ウポポイ)開業後の白老観光を支える人材育成講座に臨んだ受講者らの作品は、アイヌ文様の伝統の線を糸で丁寧に仕上げるなどいずれも力作。作品には制作者の名前が添えられている。
チキサニを運営する一般社団法人白老モシリは「アイヌ文化を取り入れた見事な作品をぜひ鑑賞してほしい」と来場を呼び掛けている。今月末まで。