中国南東部・福建省の航空会社、厦門(アモイ)航空は14日、新千歳―同省・福州線に新規就航した。毎週火曜、土曜に2往復し、ウインタースポーツや温泉など本道の冬の観光需要を取り込みたい考えだ。
新千歳には午後1時30分に到着し、同2時30分に福州へ出発する。ボーイング737―800型機を使用し、ビジネス8席とエコノミー161席の計169席を備える。飛行時間は片道約5時間。
同社の日本路線では成田、関西に続く3路線目。同社の担当者によると、3月29日以降の夏季ダイヤでは「新千歳発着路線は運航を続けるが、中国側の発着空港や便数は未定」という。
初便は約150人を乗せて新千歳に到着。折り返し便の出発前に国際線ターミナルビルで記念式典が行われ、黄副社長は「2004年の日本路線開設から15年がたち、日中の航空網は拡大した」と説明。1月22日から福岡線にも参入することを挙げ、「人々の生活の足になることはもちろん、文化、経済の交流の懸け橋になる」と意気込みを語った。