第92回日本学生氷上競技選手権大会(インカレ)アイスホッケー競技会は25日、釧路市で競技を開始する。苫小牧出身の選手らが多数出場する予定で、大学日本一を決める白熱した戦いが期待される。
実力上位のファーストディビジョンでは、8月の大学アイスホッケー交流戦苫小牧大会で優勝した中央大をはじめ、インカレ3連覇中の明治大、大学アイスホッケー交流戦で準優勝の東洋大などの関東強豪校や道内の札幌大、北海道大、北海学園大、酪農学園大など計32チームが出場。トーナメント戦で栄冠を競う。
今季は実力が拮抗(きっこう)している。明治は大学交流戦でベスト8と出遅れたものの、秋の関東リーグ戦では栄冠を勝ち取り調子は上向きだ。全日本選手権でもアジアリーグの東北フリーブレイズ相手に互角の戦いを見せるなど態勢は整っており、優勝争いの一角を担う。
対抗馬は中央と東洋。中央は厚い選手層で関東リーグ戦でも準優勝。インカレでも波に乗りたい。東洋は苫小牧出身の鈴木貴人監督の采配にも注目が集まりそうだ。ほかにも関西リーグトップの関大が虎視眈々(こしたんたん)と関東の強豪撃破をもくろむ。
1回戦の25日は午前7時半から釧路市内の日本製紙アイスアリーナ、春採アイスアリーナ、柳町アイスホッケー場で16試合、26日には日本製紙アイスアリーナ、春採アイスアリーナで2回戦を行う。27日には日本製紙アイスアリーナで準々決勝、28日は同会場で準決勝、29日には同じく決勝と3位決定戦を行う。期間中は実力下位のセカンドディビジョンも開かれる。
ファーストディビジョンの組み合わせは別表の通り。