日高町内の読み聞かせの会「絵本のとびら」(野沢みゆき代表)が「ほっかいどう未来輝く子育て大賞」を受賞し18日、役場町長室で贈呈式が行われた。道内で地域の子育て支援活動に意欲的に取り組む団体や個人、企業などを表彰するもの。道子どもの未来づくり審議会委員から成る評価検討会で審査の上、知事が応募9件の中から今年度の受賞者4団体を決定した。
絵本のとびらは2000年から19年間にわたり、富川小、門別小など地域の子どもたちに絵本の魅力を伝える活動を行っている。週5日にわたって展開し、地域の小学校教諭と連携しながら子育て支援に取り組んでいる。
贈呈式では、大鷹千秋町長、伊藤幸寛町社会福祉協議会会長らの見守るなか、日高振興局保健環境部の田名瀬雅元くらし・子育て担当部長から野沢さんに表彰状と盾のほか三省堂書店から絵本10冊が贈られた。
野沢さんは「受賞にはとても感謝している。現会員は20人ほどだが、これまで延べ約80人の会員が読み聞かせに関わってきた。夢のある読み聞かせが子どもたちの健全な情操教育に役立てたらうれしい」と喜びをかみしめていた。