むかわ町大原の法城寺(舛田那由他住職)で15日、胆振東部地震の音楽復興イベント「LETs GROOVE JAZZ NIGHT IN法城寺」が開かれた。苫小牧ジャズ倶楽部のメンバーが駆け付け、音楽で来場者を元気づけた。
同倶楽部メンバーは、アレンジやオリジナル曲、「明るい表通りで」を意味する「オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート」などアンコールを合わせた7曲を披露。来場した約30人に心温まる空間を届けた。厚真町から足を運んだ折坂哲雄さん(77)は「ジャズはあまり聴く機会がないけれど、生の演奏はよかった。聴いているうちにリズムも出てくる」と話していた。
イベントは、昨年9月の震災以降、身近な声に耳を傾け、物資、精神の両面で町民の手助けをしていきたい―と、町にゆかりのある有志が立ち上げた「ラリー@むかわ」が主催。これまでにも町内、苫小牧の植苗地区を中心に復興を後押しする活動を展開している。