苫小牧市は16日、市白鳥王子アイスアリーナで、スポーツマスター事業の小学生アイスホッケー教室を開いた。かつて王子製紙アイスホッケー部で活躍した市スポーツマスターの本間貞樹さんが、攻撃と守備の基本を教えた。
同事業はスポーツを通じた人づくり、健康づくり、市民スポーツの活性化などが目的。市内のアイスホッケーチームに所属する5、6年生約40人が参加した。
本間さんは王子アイスホッケー部の選手時代、日本リーグで11回の優勝に貢献した名選手。オリンピック日本代表として2回、世界選手権には11回の出場経験を持つ。2000年10月に市スポーツマスターに就任し、年1回アイスホッケー教室の講師を務めている。
参加者は、手始めにウオーミングアップでパックをスティックで操りながらスケーティングして体を温めた。本間さんは「スケーティングの練習では、横方向の練習も取り入れるとさらにスキルが伸びる」とアドバイスした。
また攻守の練習では、2対1や3対2など数的優位の状況での選手間の連携を確認。攻撃と守備を繰り返しレッスンした。
レッドスターズに所属する及川逸登(6年)は「本間さんは一人一人に丁寧に教えてくれた。基本は大事だと再認識した」と話していた。