静内署で職場体験中の新ひだか町三石中学校(千葉繁校長)2年生の石井杏さん(13)、土居颯来さん(13)と石田竜幸交通課長ら署員7人が参加して13日、静内木場町1のホーマック静内店駐車場で「職場体験生徒による交通安全広報活動(DJポリス)」を実施した。町内では10月23日に三石越海町の国道を横断中の2人の女性が、今月11日には静内旭町1の道道を横断していた女性がいずれも車にはねられ死亡する事故が続いており、交通事故防止に早急な対策が求められている。
職場体験中の2人はこの日、警察の事故処理車の撮影窓から身を乗り出して、拡声器を使用し「アクセルを踏みすぎていませんか?」「運転が長時間になっていませんか?」などDJポリスさながらに広報活動を行い、国道を走行するドライバーや歩行者に安全運転を呼び掛けた。
石井さんと土居さんは「将来のため視野を広げたい思いからこの職場体験を選んだ。大変だと思ったがやりがいのある仕事だと感じた」「警察は身近な存在だがどんな仕事か知りたかった。交通安全の呼び掛けは難しかったが貴重な体験ができた」とそれぞれ感想を話した。
石田交通課長は「中学生による呼び掛けは、ドライバーや歩行者に対して非常に効果的で有意義」と話し、緊張しながらも一生懸命に交通安全を訴える生徒をたたえた。