第28回白老町青少年育成大会・しらおい子ども憲章実践発表会が町コミュニティーセンターで開かれ、中学生4人の主張発表をはじめ、小中学校の児童生徒が子ども憲章に基づくいじめ撲滅運動などの取り組みを発表した。
「子どもたちの健全育成は地域から」をスローガンにした大会は、町青少年育成町民の会が主催。表彰式では、町民生委員児童委員協議会の新谷育子さん(47)と、大町の伊藤博さん(77)に「青少年育成活動者等表彰」、社会福祉法人天寿会グループホームいたどりの職員渡部みさとさん(28)に「優良勤労青少年顕彰」がそれぞれ贈られた。
続く少年主張発表では、白翔中1年の石谷あいかさんが「私の父と母」、同2年の千葉瑞椛さんは「後悔を生かす」、白老中2年の上田凜さんは「夢みるヒーローは闘わない」、同3年の小野寺桃葉さんが「自分を知ること」を演題に主張発表。審査の結果、両親への感謝の思いを語った石谷さんが最優秀賞に選ばれたほか、千葉さんに優秀賞が贈られた。
この後、しらおい子ども憲章を具現化する小中学校の取り組みについて、各校で顕彰推進委員を務める児童生徒が発表。この中で竹浦小の児童は、あいさつ運動、いじめ撲滅運動、美化活動のクリーン作戦の3本柱で展開している活動についてスライド写真を使って詳しく紹介した。
町コミセンのロビーには、各小学校PTAや子育て支援団体、地域の青少年育成団体などの取り組みを写真やポスターで伝えるコーナーが設けられ、来場者の関心を引いていた。