安平遠浅小学校(柿崎秀顕校長)は16日、地域住民らを招いた毎年恒例の餅つき大会を開いた。全校児童が今年度の稲作体験で収穫したもち米を使って、きねと臼で餅つき。きな粉餅や雑煮にして味わい、楽しいひとときを過ごした。
同校では毎年、地元農家の阿部修一さん(59)の協力を得て米作りを体験している。5月下旬に児童たちが約5アールの田んぼにもち米の稲を手植えし、9月下旬に稲刈りを行って約144キロを収穫した。
児童一人ひとりが順番に餅つきをし、きねを持っていない子どもたちは「よいしょ!」と元気な声を響かせた。低学年は重たいきねに苦戦している様子だったが、高学年になると慣れた手つきで、力強くきねを振り下ろしていた。
つき上がった餅はきな粉餅やあんこ餅、雑煮にして保護者や来賓と共に会食。5年生の津田あいみさん(11)は「みんなで協力してついたお餅なので、いつもよりおいしく食べられてよかった」と笑顔を見せていた。