一休そば(本社・苫小牧市有明町)は15日、同社総本店(同町)を訪れたむかわ町の竹中喜之町長に、むかわ町のシシャモを使った「ししゃも蕎麦(そば)」の売上金の一部など3万6118円を寄付した。早川陽介社長が竹中町長に目録を手渡した。
同社は幌加内産、むかわ産など道内5地区で収穫された新ソバを期間限定で提供するキャンペーンを9月から今月までの2カ月間展開。期間中は、むかわ町のシシャモを使った「ししゃも蕎麦」を同店と直営3店舗で提供した。店内には募金箱も設置して来店客からも善意を募った。
キャンペーン最終日の15日、早川社長から目録を受け取った竹中町長は「復興も道半ば。温かい支援と今回の縁を大切にし、元気な町づくりへつなげていきたい」と感謝。贈呈式の後には、ししゃも蕎麦を食し「シシャモのだしが出ていて、味わいがある」と満足していた。
早川社長は「(キャンペーン)活動から、被災した町の現状を広く知ってもらえれば」と述べた。