上位進出ヘ一戦必勝―王子、あすからデミョンと3連戦

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2019年10月18日
菅原監督(中央)を中心に中盤戦へ向けて一致団結を図る王子イーグルス
菅原監督(中央)を中心に中盤戦へ向けて一致団結を図る王子イーグルス
菅原監督(中央)を中心に中盤戦へ向けて一致団結を図る王子イーグルス
菅原監督(中央)を中心に中盤戦へ向けて一致団結を図る王子イーグルス

 アイスホッケーアジアリーグの王子イーグルスは19と20、22日、苫小牧市若草町の白鳥王子アイスアリーナでデミョンキラーホエールズ(韓国)との3連戦に挑む。菅原宣宏監督は「まずは19日の試合をどう戦うか。目の前の一戦一戦に集中して戦っていきたい」と一戦必勝の構えだ。試合開始はいずれも午後3時。

 王子は現在13試合を消化し6勝7敗(勝ち点17)。スタートダッシュとはいっていない。連勝は開幕シリーズの東北戦のみでその後は勝ち負けを繰り返している。レギュラーリーグは中盤に差し掛かり、昨年のリーグ1位のデミョン相手に食らい付き、優勝争いに割って入りたい。

 先のサハリン戦は1勝2敗と負け越したが、勝利した苫小牧での第3戦では、体格の大きいサハリン相手に全員が体を張った守りでゴールを死守し、パワープレーの好機にはリーグ1位の成功率(29・41%)をいかんなく発揮して勝利につなげた。王子らしいゲームを展開できた。

 課題は、副主将のDF橋本僚が「一瞬の隙を突かれることが多くなっている」と語るように、先制した後に迎える中盤の要所で集中力を発揮できず失点する場面や、リーグ6位にとどまるキルプレーの阻止率(73・81%)、ピンチで守り切れない点。改善の必要がありそうだ。

 デミョンは昨季年まで、外国人選手が多く在籍していたものの、今季はほとんどを韓国人でまとめ、顔触れは大きく変わった。現在8試合を消化して勝ち点14とまずまずの数字で、今後調子を上げると不気味な存在になる。

 王子にとってはリーグ中盤の上位浮上の足掛かりとして重要な3試合。ベテランのFW百目木政人は「自信を持って戦えば絶対に勝てるチーム。自分も得点やアシストでチームに貢献し、勝ちにこだわっていきたい」と奮起する。橋本は「(デミョンは)チームのメンバーが変わったとはいえ、ハードワークをしっかりしないとなかなか勝てないチーム。良いことを継続し、優勝争いに加わっていく」と意気込みを見せている。

 ◇アイスホッケー・アジアリーグ(17日)

 ▽釧路(ひがし北海道1勝)

 ひがし北海道クレインズ3―2サハリン

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