ホーム3連勝で波に乗れ―12日サハリン戦・王子イーグルス

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2019年10月11日
昨季の覇者サハリン戦に向けて万全の態勢で挑む王子イーグルス
昨季の覇者サハリン戦に向けて万全の態勢で挑む王子イーグルス
昨季の覇者サハリン戦に向けて万全の態勢で挑む王子イーグルス
昨季の覇者サハリン戦に向けて万全の態勢で挑む王子イーグルス

 アイスホッケーアジアリーグの王子イーグルスは12日から、札幌市月寒体育館と苫小牧市の白鳥王子アイスアリーナでサハリン(ロシア)を迎え撃つ。今季も好調を維持している強豪相手にホームで勝ち点を重ね、一気に波に乗りたい大事なシリーズ。菅原宣宏監督は「前回の日光との3連戦はチームとして残念な結果。切り替えて次につなげたい」と前を向いている。

 指揮官の言葉の通り、アウェーでの栃木日光戦(4~6日)はチームにとって納得のいく結果ではなかった。1戦目は先取点を取られて3―6で敗戦。2戦目は攻守がかみ合い3―1で勝利した。勝ち越しを図りたい3戦目は序盤まで2―0でリードするも、中盤に相次いだ反則により王子は数的不利のキルプレーの展開。終盤にかけて落ち着いた攻めを見せた日光に逆転を許し、2―4で敗戦した。

 ここまで10試合を消化し5勝5敗(勝ち点14)の王子。開幕シリーズの東北戦以降連勝がなく、スタートダッシュとはなっていない。

 今後のカギを握るのは、シーズン当初から課題として上がっていた数的有利不利の「スペシャルプレー」の精度。特にキルプレーはこの3連戦で5失点だ。不用意な反則などを減らすとともに守り抜くことが重要。セットの在り方など試行錯誤は続いている。「自らピンチの場面をつくっている。守りの形をしっかり整えなくてはいけない」と指揮官が話す通り、早急な打開策が求められている。

 サハリンは昨年のディフェンディングチャンピオンで現在も7勝2敗、勝ち点21で首位の座にいる。体の大きさを生かしたプレーで他チームの追随を許さず、日光、東北といった日本勢にも圧倒的な力を見せている。

 強豪相手だけに、王子は培った力を発揮する絶好の機会。札幌や苫小牧のファンの声援を力に変えて戦いに挑む。日光戦で今季初ゴールを決め、勢いに乗ってきているFW相木隼斗は「日光戦は自分らしく足を動かすことができた。今後も泥臭くチームの勝利につながるプレーをしたい」とし、日光戦で3試合連続ゴールと気を吐いたFW三田村康平は「夏場からやってきたことが徐々に成果となってきている。サハリン戦で連勝すればチームも必ず勢いに乗る。自分もそこで貢献したい」と意気込む。

 サハリン戦は12、13日が札幌市月寒体育館(試合開始午後3時)、15日は苫小牧市白鳥王子アイスアリーナ(同6時30分)で行われる。

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