女子アイスホッケーの河渕杯争奪第18回レディースカップ兼2019オータムレディースカップの最終日は16日、苫小牧市内の白鳥王子アイスアリーナで決勝、3位決定戦を行った。決勝は道路建設ペリグリンが2―0でトヨタシグナスを下し、苫小牧勢対決を制して2年ぶり10度目(河渕杯)の栄冠を勝ち取った。
全道各地から8チームが出場し、14日から16日まで3日間の日程でトーナメントと順位決定戦を繰り広げた。3位決定戦はDaishin(釧路)が帯広レディースを3―1で下した。
大会には女子日本代表スマイルジャパンの一員として活躍した選手はもちろん、若手選手が多く出場。白熱した試合が多く展開された。
苫小牧勢対決の決勝戦は中盤まで拮抗(きっこう)した展開。両チームともGKを中心に守備陣がピンチをしのいでいった。試合が動いたのは第3ピリオド9分、道路建設のFW輪島が押し込み均衡を破ると、試合終了直前に再び輪島が一人で切り込み、力強いシュートでゴールネットを揺らして勝負を決めた。
トヨタシグナスは幾度かのパワープレーの好機を生かせなかった。