相手の堅守に屈す―王子、遠い追加点

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2019年9月16日

  ホーム開幕ゲームは、日本製紙クレインズから替わって新規参入した「ひがし北海道クレインズ」戦。ファンの声援を背に受けて戦い抜いたが、王子は白星を手にできなかった。菅原宣宏監督は「守りで負けた。ファンに申し訳ない。選手は本当に一生懸命やっている。勝敗はこちら側の責任」と唇をかんだ。

  リーグ開幕戦の東北戦で連勝しホーム苫小牧に戻った王子に、ひがし北海道の強力守備陣が大きく立ちはだかった。王子攻撃陣は果敢にゴールを狙うものの、体格の大きいひがし北海道の新助っ人GKヤニス・オージンシュが好セーブを連発。我慢の展開が続く中、守備からリズムを作った相手攻撃陣が確実に得点を決めて白星を物にした。

  2戦目は相手の堅守に加え、持ち前のスピードある攻撃が続かなかった。中盤にFW中島彰吾、FW中屋敷侑史が相次いで得点を決めて突破口を開いたものの、終盤はなかなかパスも通らない展開に。昨年までクレインズに所属した中島は「攻撃陣が得点しないと勝てない」と話した。

  次戦はホームでアニャンハルラ(韓国)を迎え討つ。一昨年までリーグ3連覇を果たした強豪。どんな形でもファンに勝利を届ける覚悟だ。菅原監督は「パワープレーで決め切れなかったなど課題は多い。見詰め直し前に進む」。次戦へ気持ちを新たにした。

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