駒大苫が代決進出―秋季高校野球室蘭支部予選

  • スポーツ, 野球
  • 2019年9月14日
Aブロック準決勝〔浦河―鵡川〕力投する浦河のエース・冨菜
Aブロック準決勝〔浦河―鵡川〕力投する浦河のエース・冨菜
代打スクイズを決め笑顔の山下
代打スクイズを決め笑顔の山下

  第72回秋季北海道高校野球大会室蘭支部予選第6日は14日、とましんスタジアムでAブロックトーナメント準決勝を行っている。第1試合は駒大苫小牧が苫小牧中央を2―0で下し、ブロックの代表決定戦進出を決めた。第2試合は浦河と鵡川が対戦し、五回を終えて浦河が2―1でリードしている。

   【Aブロック】

   ▽準決勝

  駒大苫小牧

    100000001=2

    000000000=0

  苫小牧中央

   駒大苫は一回、1死三塁でエース北嶋が適時打を放ち先制。九回無死二、三塁の好機では代打山下のスクイズで貴重な追加点を挙げた。投げては北嶋が被安打3で完封した。

  浦 河

    01001=2

    00001=1

  鵡 川

  ◇   ◇

  駒大苫―バント職人山下 勝負決める代打スクイズ

   駒大苫屈指のバント職人山下(2年)が、緊迫した投手戦で代打スクイズを決めた。九回無死二、三塁で打席に立つと3球目を冷静に一塁線へ転がし、貴重な追加点を演出。「自信を持ってできた。ほっとした」と胸を張った。

   相手エースの対策は万全だった。「球質などタイプが似ている」というチームメートの左腕石王(同)を仮想根本(同)に見立て、バント練習を重ねてきたことが奏功した。

   身長165センチの小兵。小学時代からバントなどの小技を徹底して磨き続けてきた。「一球に泥臭い」駒苫野球に自身のスタイルが合致すると感じ、広島からはるばる入学。不動の努力を認められ、今大会で見事ベンチ入りを果たした。

   「次もチームにいい影響を与えられるプレーをして、勝ちを取りにいきたい」と意気込んだ。

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