緑陵・凌雲・白老・白翔 合同チーム対決制しV 全日本少年軟式野球 苫小牧支部予選

  • スポーツ, 野球
  • 2019年9月2日
優勝した緑陵・凌雲・白老・白翔
優勝した緑陵・凌雲・白老・白翔
決勝〔啓北・開成・植苗―緑陵・凌雲・白老・白翔〕代打で2点タイムリーを放った緑陵・凌雲・白老・白翔の川田
決勝〔啓北・開成・植苗―緑陵・凌雲・白老・白翔〕代打で2点タイムリーを放った緑陵・凌雲・白老・白翔の川田

  第11回全日本少年秋季軟式野球北海道予選苫小牧支部予選が1日、白老町営桜ケ丘球場で決勝を行い、8月24日からの全日程を終了した。合同チーム同士となった決勝は、緑陵・凌雲・白老・白翔が啓北・開成・植苗を8―1の五回コールドで優勝した。

   苫小牧、胆振東部4町の12チーム(合同チームを含む)が参加し、トーナメント戦を繰り広げてきた本大会。優勝した緑陵・凌雲・白老・白翔は、20日から滝川市などで開かれる北海道予選に出場する。

   ▽決勝(1日、白老町桜ケ丘球場)

  啓北・開成・植苗

  10000-1

  11114x-8

  緑陵・凌雲・白老・白翔

  (五回コールド)

  (啓)山本、佐々木―西村、澤田

  (緑)田口―竹田

   ▽準決勝(8月31日、同球場)

  苫小牧東

  001000ー1

  001232xー8

  緑陵・凌雲・白老・白翔

  (六回コールド)

  (苫)藤原、今井―西屋

  (緑)山口、田中―竹田

  啓北・開成・植苗

  2003000ー5

  0000001ー1

  厚 真

  (啓)佐藤、山本―西村

  (厚)大浦―橋本

  力合わせ、つかんだ栄冠

   準決勝に続いてコールドゲームで優勝を決めた緑陵・凌雲・白老・白翔。4校の合同チームで初の栄冠に輝いた。

   先発した田口翔月(2年)は一回の立ち上がり、低めへの制球に苦しみ、先制を許した。しかし二回以降は持ち直し、ストレートと変化球ともにコントロールがさえ無失点に抑えた。田口は「二回からはコントロールが良くなった。修正できたことは自信になった」と胸を張った。丸山瑞貴監督は「田口は一回は体が固くなっていた。三回からはリズム良く投げることができた」と語った。

   打撃陣は五回まで毎回得点し相手チームを引き離していった。4点リードで迎えた五回には4点を追加するビッグイニングを演出し、コールド勝ちを決めた。五回1死満塁のチャンスに代打で出場した川田秀司(2年)は、2点適時打を放つ大仕事を成し遂げた。一気に勝利を決めた値千金の一打に、丸山監督は「バットを大きく振れる選手。やってくれると信じていた」。好機で役割を果たした勝負強さをたたえた。

   川田は「なんとか外野に飛ばそうと意識した。期待に応えることができて本当にうれしい」と喜んだ。

   チームは20日から全道予選に臨む。田口は「投げる機会があれば最少失点で抑えたい。ベスト4以上を目標にベストを尽くす」。丸山監督は「一つでも多く勝てるよう一戦一戦集中して戦いたい」と力強く語った。

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