弓道の高段位を審査する、2019年度北海道地区臨時中央審査会がこのほど、苫小牧市総合体育館・弓道場で開かれた。全国各地から競技を極めたい155人が参加。超難関とされる「錬士(れんし)」の称号取得などに挑んだ。
苫小牧で開催されるのは4年ぶり。道内はもちろん青森、埼玉、福岡など道外からも有段者が参加した。2日間の日程で五段を取得して1年後に受験できる「錬士」と、六段と七段の審査を実施した。
いずれも合格率は1~2%といわれる超難関の審査。2本の矢を射る実技試験では入場から退場、呼吸や矢のさばき方など、弓道の基本となる「体配(たいはい)」も厳しく評価され、受験者たちは真剣な表情で実技に臨んだ。
審査会の結果、七段合格者はなかったが、錬士に2人、六段は4人が合格した。