苫小牧発明研究会(園田政廣会長)は1日、「発明&デザイン『地域宝おこし』~アイデアは頭と心の健康体操」を市民活動センターで開いた。会員の発明品やアイデア品など約50点が並んだ他、ものづくり体験コーナーも開設され、子どもから大人まで幅広く発明や創意工夫の素晴らしさに触れた。 毎年恒例のイベント。開場した午前10時すぎから、家族連れなどが続々と入場した。3Dプリンターを活用した紙の恐竜作りや、風で動かす段ボール紙の帆掛け船ならぬ「帆掛け車」などを制作する七つの体験コーナーが人気を集めた他、発明品などについて出品者が訪れた人に説明する姿が広がった。 水と油の密度が異なって混じらない性質を生かし、泡が常に動くように見える発明品「癒やしの時間」の展示では、色鮮やかさなどが訪れた人の目を引き、苫小牧西小3年の芹澤凪さん(9)は「ぽたぽたしているのに水が増えない」と不思議そうに見入っていた。