アイスホッケーの第74回全国高校選手権大会(インターハイ)は23日午前、苫小牧市内各会場で準々決勝が行われた。駒大苫小牧は帯広工業に8―1で快勝、同日午後の準決勝に駒を進めた。苫小牧中央は白樺学園と接戦を演じたが惜しくも2―4で敗れた。このほか、地元勢では正午ころから北海道栄が武修館とベスト4をかけて激突している。22日は2回戦8試合が行われ、苫小牧工業は武修館と対戦し、0―12で敗れた。
23日
▽準々決勝
駒大苫小牧8-1帯広工業
▽得点者【駒】花田(髙嶋、柳田)三浦(柳田)中谷(三浦)中谷(千﨑)花田(柳田、吉田)柳田(中谷)中谷(三浦、小野寺)中谷(中村、三浦)【帯】尾田(西尾)
守備を固める帯広工業に対し、駒大苫は横パスなどで相手GKを揺さぶり、第1ピリオドに2点を先行。第2ピリオドには反則が続き数的不利なキルプレーで3対5の場面もあったが、GK工藤を中心に守り切る。1点を返されるも、第3ピリオドは相手を押し込み、オフェンスゾーンでパックをキープし、追加点を挙げた。
白樺学園4-2苫小牧中央
▽得点者【白】滝澤(菅原)阿部(佐藤、菅原)村上(永野元、関)西浦 【苫】北向(尾﨑)髙(石岡、尾﨑)
苫中央は開始6分で先制点を許すが、その後数的有利なパワープレーで同点に追いつく。拮抗(きっこう)した試合展開が続き、迎えた第3ピリオドに連続失点で2点のビハインド。終盤に主将のFW髙が1点を返すも一歩及ばず、力尽きた。
22日
▽2回戦
駒大苫小牧38-0八戸光星・八戸(青森)
▽得点者【駒】中谷(髙嶋、吉田)吉田(三浦)花田(髙嶋、柳田)柚木(山口)中谷(小野寺、三浦)柳田(髙嶋、岸部)中谷(吉田、髙嶋)柳田(髙嶋、花田)碇谷(柚木)中谷(三浦、小野寺)髙嶋(碇谷)中谷(三浦)山口(碇谷)千髙(中谷、三浦)伊部(碇谷、柚木)三浦(碇谷、中谷)髙嶋(岸部)三浦(伊部)仁井(藤田、中村)三浦(中谷)三浦(中谷)三浦(中谷)柳田(吉田、髙嶋)岸部(吉田)藤田(中村)中谷(三浦、千﨑)千﨑(三浦、中谷)髙嶋(吉田)三浦(中谷、岸部)藤田(中村)三浦(中谷、小野寺)柚木(伊部)仁井(藤田)三浦(千﨑、中谷)柳田(髙嶋、吉田)伊部(碇谷、高木)三浦(中谷、小野寺)千﨑(中谷)
シュート数は86―1と圧倒的な力を見せつけ、相手を寄せ付けなかった駒大苫。第1ピリオドに一挙15得点を挙げて、試合を決定づけた。
苫小牧中央4-2光泉カトリック(滋賀)
▽得点者【苫】北向(尾﨑)尾﨑(横山)尾﨑(北向)尾﨑【光】増田、堤
素早いスピードと激しいぶつかり合いを見せた両チーム。苫中央は第1ピリオドに数的有利なパワープレーで先制点を挙げ、中盤までにリードを3点に広げる。その後1点を返され、残り2分を切ったところで6人攻撃を受けて失点するが、GK高瀬を中心とした守備でリードを守り切った。
北海道栄4-2慶應義塾(神奈川)
▽得点者【北】中出(菊池、キム)チャ(加藤)中出(キム)菊池【慶】冷水(村田、田村)村田(田村)
道栄は第1ピリオド、数的有利なパワープレーで先制点を挙げる。続く第2ピリオドでは、3対5の数的不利なキルプレーで同点に追い付かれるも、2点を追加して相手を突き放す。終盤に失点し、詰め寄られるもリードを守り切った。
武 修 館12-0苫小牧工業
苫工は序盤から失点が重なるも、GKを中心に気持ちを込めたシュートブロックなどで守備を固め、チャンスをうかがった。しかし、幾度か巡ってきたチャンスも相手に阻まれ、無得点のまま試合を終えた。
帯広工業9-1釧路連合
白樺学園9-3八戸工業(青森)
清 水55-0渋川工業(群馬)
埼玉栄(埼玉)11-1武 相(神奈川)