プロボクシングの世界タイトルマッチ(24日、東京・有明アリーナ)に臨むスーパーバンタム級の世界主要4団体統一王者、井上尚弥(大橋)が22日、挑戦者の金芸俊(韓国)とともに横浜市内で記者会見し、急きょ挑戦者に決まった金に「感謝している。最大限のリスペクトとして、ばっちり仕上げた。試合当日は全力で挑みたい」と決意を語った。
試合は昨年12月24日に行われる予定だった。しかし、挑戦者のサム・グッドマン(オーストラリア)が負傷して直前に1カ月延期となり、再度の負傷で挑戦者が金に変更された。異例の事態に見舞われた井上尚は「25年のキャリアの引き出しを信じてやりたい」と話した。
金は「井上選手と試合をするのはすべての選手にとって光栄なこと。試合を絶対、楽に終わらせるつもりはない。最後まで自分の姿を見せたい」と闘志を燃やした。