厚真町は5月30日、建設課主幹の男性職員(53)を減給10%3カ月の懲戒処分にしたと発表した。不適切な事務処理により、町に損失を与えたとしている。
町総務課によると、同職員は2012年、町税を滞納していた木材製造会社の滞納処分事務で、差し押さえ品を公売する際、誤って公売対象外の機械2台を購入事業者に引き渡した。木材製造会社は22年3月、町に損害賠償を求めて提訴。25年1月、町に725万円の支払いを命じる判決が確定した。
宮坂尚市朗町長は「不適切な事務処理により発生したもので、誠に遺憾。町民の信頼を損ない、深くおわび申し上げます」とコメントを出した。